コフト顆粒

コフト顆粒は西洋薬と葛根湯を組み合わせた融合魔法です。
まずは成分の方を確認してみましょう。

コフト顆粒の成分一覧

葛根湯(桂枝湯に麻黄と葛根を加えた派生魔法)

1)ペア魔法 麻黄+桂皮 解表
2)ペア魔法 甘草+生姜+大棗 胃薬
3)芍薬 節々の痛みに対応
4)葛根 解表、項の凝りに対応

西洋薬

1)アセトアミノフェン 解熱、鎮痛
2)クロルフェニラミン 鼻水止め
3)リンコデ 咳止め
4)グアイフェネシン 痰切り
5)ビタミンC
6)ビタミンB2
7)カフェイン

 と、まぁ結構な成分数になりますね。ここでどう考えたら良いのか評価に悩むのが解表の生薬の麻黄、桂皮、生姜、葛根にアセトアミノフェンの解熱を加えるっていうところですよね。個人的にはこの商品にアセトアミノフェンはいらなかったんじゃないかと思います。というのも葛根湯の方向性が熱を上げて免疫力を高めて早く風邪が治るようにしようとする方向性に対して、アセトアミノフェンは治るスピードは遅くなってもいいからとりあえず苦しいのを緩和しようという方向性なので真逆なんですよね。

 クロルフェニラミンは葛根湯は鼻症状に対しては弱いところなので良いと思いますし、リンコデも麻黄だけでは咳の症状がつらい方もいるでしょうから良いとは思います。

 では、コフト顆粒が適したお客様とはどんな方になるのでしょうか?

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 ちょっと思い浮かびませんね。つらい症状を抑えることを優先したい価値観の人にも勧めづらいし、早く治すことを優先したい価値観の人にも勧めづらい。OTC販売的に高血圧や緑内障といった持病をもった人にも売りやすい処方内容ではないですしね。いいとこどりしました的な物作りの仕方ですが、出来上がったものが中途半端な感が否めないといったところでしょうか。

  • 最終更新:2017-02-28 23:01:06

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